History
球体技術ができるまで・・・
 このセクションでは、<Anthony Gallo Acoustics>の球体技術がどのように作られたかについて説明します。まずは、超ハイエンド、価格にとらわれないスピーカー生産に対しての<Anthony Gallo Acoustics>の価値観について詳述しましょう。
スピーカーを試聴する時に、もっとも重要な品質は何でしょうか。
無理のない美しい高音域ですか?自由自在な強弱法でしょうか?ホログラフィー像でしょうか?
もしくは迫力満点のベース音でしょうか?
最近まで、高音質を好む音楽愛好家は、プレーナー型や静電型スピーカーが得意とする純度の高い透明感、もしくは、ダイナミック型の備える精度とパワー、どちらかを選択しなくてはなりませんでした。
しかし1994年、<Anthony Gallo Acoustics>はオーディオの試聴スタイルに変化をもたらしました。
それは直径30cmで13kgに満たない大きさながら、大容積エンクロージュアの性質と静電型のような繊細さを兼ね備えたスピーカーでした。
アメリカの評論家はスピーカーデザインにおける躍進として、満場一致で[Nucleus] シリーズを称賛しました。何よりもハイエンド消費者である最も手強い評論家の反応は喜ぶべきものでした。
1994年以来、<Anthony Gallo Acoustics>のスピーカーには「息を呑むような」、「斬新な」、そして「奇抜な」という評価をいただいております。しかし、見た目が美しいか風変わりかは重要ではありません。<Anthony Gallo Acoustics>が目指すものは、可能な限りの高音質を達成することなのです。それには、従来のドライバを用いて従来のボックスタイプの筐体を設計し組立てる方がはるかに簡単でしょう。
なぜ<Anthony Gallo Acoustics>はそうしないのか。すでに多くの会社がこれらの商品を提供しているからです。その類のスピーカーの製造方法や、どのようにしたら美しく見えるかについては、以前より研究されている事です。しかし、それらは<Anthony Gallo Acoustics>の要求するパフォーマンスについては満たされていませんでした。最先端のスピーカーを進歩させる上で、新しいアプローチが必要とされていました。
それまで、多数の短所(低能率、大型サイズ、少ない低音とボリューム)にもかかわらず、プレーナー型スピーカーの「ボックスレス」サウンドは、長い間オーディオファンに評価され続けてきました。
<Anthony Gallo Acoustics>の最初の挑戦は、ボックス・カラレーション(筐体共鳴とバッフル回折)の主要な原因を排除する事でした。それには、スピーカーの将来デザインを定義する前に、過去の研究が必要でした。
1940年代までさかのぼると、<Olsen>は、球体が最も素直な周波数特性を持ち、もっとも低い回折と内部定在波である事を認識していたのです。そこで、ダイナミックドライバからボックスレス・サウンドを引き出す為に、<Anthony Gallo Acoustics>はボックスを排除しました。
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